JFT-Basic新レベル制度、2026年8月開始: 二〇二六年八月から、日本語基礎テストに大きな変化がある。これまで「合格か不合格か」の一択だった判定が、三つの段階に細かく分かれるようになる。地味に見えて、これはかなり重要な変更だと思う。
「不合格」という結果だけでは、あとどれくらい頑張ればいいのかが見えにくかった。でも新制度では、自分が今どの位置にいるかが数字とレベルの両方でわかる。外国人労働者にとっても、受け入れる企業にとっても、この「見える化」は実際の現場でじわじわと効いてくるはずだ。以下に、知っておくべき情報をまとめました。
新レベル制度の概要
| レベル | 得点の目安 | どんな状態か |
|---|---|---|
| 判定なし | 百四十四点以下 | 現時点では一段階目に未達 |
| 一段階目 | 百四十五点から百七十四点 | 基本的な表現・簡単な指示が理解できる |
| 二段階目 | 百七十五点から百九十九点 | 日常会話をある程度理解できる途中段階 |
| 三段階目(合格) | 二百点から二百五十点 | 就労や日常生活に支障のない基礎力あり |
制度変更の重要スケジュール

| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 二〇二六年七月まで | 旧制度:合格か不合格かの一段階判定 |
| 二〇二六年八月から | 新制度:三段階のレベル判定に移行 |
| 二〇二七年四月 | 育成就労制度の開始(新制度と連動) |
試験の内容・形式・受験料は変わらず、結果の見方だけが新しくなる。
なぜ今このタイミングで変わるのか
制度変更には二つの背景がある:
- 「合格未満」の中でも差があることが企業側に見えにくかった
- 二〇二七年四月開始の育成就労制度が段階的な日本語力評価を必要としている
- 国際的な言語教育の基準との整合性を高めるため
企業側が得られるメリット
採用や育成の計画が格段に立てやすくなる:
- 職種に合わせたレベル基準で採用条件を設定できる
- 一段階目から三段階目への成長が数値で追えるようになる
- 研修内容をレベルに合わせて設計しやすくなる
- 外国人本人のやる気を段階的な目標で後押しできる
レベルごとのおすすめ勉強法
目標に合わせて取り組み方を変えるのが効果的だ:
- 一段階目を目指す人はあいさつ・数字・簡単な指示から始める
- 二段階目を目指す人は買い物や交通など日常場面の表現を増やす
- 三段階目を目指す人は職場の会話や業務文書の読解練習を加える
- どのレベルでも公式のサンプル問題で本番形式に慣れることが大切
受験申し込みの手順
手続き自体は旧制度と同じ流れでできる:
- 国際交流基金または指定のテスト会場の公式サイトを開く
- 受験したい日程と会場を選んで仮予約する
- 必要な本人確認書類と受験料を準備する
- 申し込みを完了させて受験票を保存しておく
- 試験当日は受験票と身分証を必ず持参する
よくある質問
質問一.試験の問題内容は変わりますか?
変わらない。出題範囲・時間・形式はすべて従来と同じで、結果の見方だけが新しくなる。
質問二.二段階目の結果では就労できませんか?
特定技能一号には三段階目(合格)が必要だが、育成就労制度では一段階目や二段階目も活用される見込みだ。
質問三.海外でも新制度のテストを受けられますか?
受けられる。受験方法や会場は国によって異なるため、各国の公式案内で確認することが必要だ。
質問四.以前の合格証は新制度でも有効ですか?
有効期限や用途によって異なるため、提出先や在留資格の要件を個別に確認するほうが確実だ。



